春鹿の超辛口!
初めて「日本酒っておいしい!」と思った、出会いのお酒です。 春鹿さんは、近鉄奈良駅にほど近い奈良町にある 正式には「今西清兵衛商店」という酒蔵さん。 かの奈良ホテル入口の坂道からも、立派な春鹿さんの建物が見えます。 そこで、年に5回行われる「春鹿寄席」! これが日本酒好きにはたまらない寄席なのです。 なぜかと言うと・・・ ① はい、この立派な門や建物!かの志賀直哉お手上植えの木もある 見事なお庭も必見の、敷地内にある重要文化財の今西書院で ② 笑いあり涙ありの寄席を楽しんだら ③ この酒蔵で春鹿のお酒が実質飲み放題!酒肆春鹿のお弁当付! まずはこの方、今西清兵衛商店の五代目、今西社長をご紹介します。 (業務連絡!社長、奈良の人なのですから、blogの画像はお水取りか鹿さんに!) お酒造りの伝統はしっかり守りつつ、さらなる発展にも努力され、 東京のお江戸春鹿会、大阪のなにわ春鹿会は、回を重ねるごとに会員が増え 毎回キャンセル待ちが出るほどの盛況ぶり! 中国やアメリカ、ヨーロッパなどへも奔走され、日本酒を世界に広めています。 お話も上手!とおーっても、紳士でステキな方です。 なのに画像がボケてて、すみません。 春鹿寄席は、2、4、6、9、11月の土曜か日曜、15時30分の開演。 客席は50名様限定。早い者勝ち! 木戸銭は4千円。お弁当付の飲み会付で、大変お得! 場所は敷地内の一時期国宝にも指定された、現在は重要文化財の書院で行われます。 あ、日程や木戸銭など最新の情報は、 ホームページか、直接お電話でお問い合わせください。 奈良出身の噺家、笑福亭純瓶さんを中心に、 ほか2名のゲストをお招きしての計4席。 純瓶さんは2席を受け持ち、内1席は奈良を題材にした創作落語を披露してくれます。 写真は、とある日の書院の掛け軸!高座は床の間の前にしつらえ 今は見られなくなった、膝かくしも置かれ、おごそかな雰囲気の中 笛や太鼓の招きがかかり、始まる瞬間を待ちます。 純瓶さんは、かの鶴瓶師匠一門の3番弟子さん。 ある時、今西社長と純瓶さんが出会ったことでスタートしたそう。 もう、かれこれ20回を越すのではないでしょうか。 奈良の創作落語を100話!が目標なので、まだまだ楽しめますね。 当初、客席は座布団でしたが、 今は最前列だけ座布団で、ほとんどはイス席なので安心です。 寄席が終わったらお隣の、こちらも立派な酒蔵たる酒蔵に移動して、 第二部、宴会の始まります。 噺家さんも私服に着替えて参加! この日は、桂三枝さんのお弟子さん、桂三歩さんが酔っ払って大変なことに! うぇー!と両手を広げてるのが三歩さん。 一番後ろでニコニコしているのが、レギュラーの純瓶さん。 もう、へべれけです。 社長は余裕の笑顔! そんな酒蔵の一部始終を見守るのは、この方! 立派な鹿さんです。 そろそろお開き・・・ 飲み足りない場合は、お弁当を作ってくれたお店「酒肆春鹿」へ。 その昔、春鹿好きが集まって昼間から飲むための場所を作ったのが始まりとか。 昔の置屋街にあり、風情ある純和風の佇まいが、 ここがまぎれもなく奈良であることを、再確認させてくれます。 中に入ると厨房を半分ぐるりと囲む重厚なカウンター席に、2名用の小テーブルが1つ。 でも、奥の襖の向こうや二階にも個室があり、大宴会もできる広間もあり。 酒肆春鹿の文字は、かつて東大寺の管長を2期勤めた清水公照氏の手によるもの。 酒は春鹿銘柄が数種類。春鹿のお酒に合うお造りや焼きもの、 天ぷらや煮物、絶品のだしまき玉子といった料理の数々・・・ うーん、落ち着くぅ。満足ぅ! 今日もたっぷり心ゆくまで春鹿さんを楽しみました。 ありがとうございました。 ちなみに、今西清兵衛商店さんでは利き酒もできます。 底に鹿が掘られた春鹿特製グラスが渡され、400円で5種類も! グラスは4色から好きな色を選んでお持ち帰りOK。 私は4色すべて持ってますが、中でも春鹿の名にぴったりのピンクがお気に入り・・・ また、敷地内には書院のほかに、著名人も訪れる蕎麦の名店「玄」もあります。 こちらでも、春鹿のお酒を楽しめます。 今回のお散歩ルートはこちらです。
by ikuranosuke555
| 2011-02-27 09:00
| 奈良(12)
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